組織情報

組合創設からの流れ

平成12年10月1日、いわき市内の沿岸7漁協(久之浜・四倉・沼之内・豊間・江名町・小浜・勿来)が合併し、福島県内で最大規模を誇る漁業協同組合として誕生しました。
現在組合員数349名(正組合員289名・準組合員60名)、漁船数225艘を擁しています。組合員を対象に共済・販売・購買・利用・指導事業を展開しています。
東日本大震災により全ての漁港が被災し、本所久之浜も利用できなくなり、福島県水産会館内に仮事務所として現在に至ります。

事業内容

◆共済事業 不慮の災害から組合員や地域の人々を守り、日々の暮らしを安心して送っていただくことを目的としています。
◆販売事業 生産者(漁業者)から消費者へ、新鮮で安全な魚介類を迅速にお届けします。
◆購買事業 漁業生産活動及び生活に必要な物資を適正かつ安全的に組合員に供給し、生産力の増進を図っています。
◆指導事業 美しく豊かな海を守るため、稚魚・稚貝の放流や資源管理の推進、漁場管理保全などに努めています。
◆利用事業 漁具倉庫や荷捌き所など、組合員の円滑で効率的な経済活動に寄与しています。

各港の紹介

久之浜港(いわき市漁業協同組合本所及び久之浜支所)

いわき市久之浜町久之浜字館ノ山9
いわき市の最北端に位置し、近海・沿岸漁業が盛んです。

四倉漁港

いわき市四倉町字5丁目218
6号国道沿いにある港。すぐ近くに道の駅があります。

沼ノ内漁港

いわき市平沼ノ内字浜街186
沼ノ内弁財天、新舞子ビーチ、薄磯海岸を擁する沿岸漁業主体の漁港です。

江名港

いわき市江名字南114
ウニの貝焼きやアワビの素潜り漁なども盛んです。

小浜漁港

いわき市小浜町渚18
小さな漁港です。すぐ近くに照島、ゴルフ場があり、サーフィンができる海岸もあります。

勿来漁港

いわき市勿来町九面九浦町19
いわき市最南端に位置し、名所・勿来の関を背におく沿岸漁業を主とした漁港です。磯魚、底曳の魚、船曳の魚など季節の変化に伴う魚が水揚げされます。

組織図


資源管理

資源管理型漁業

資源管理型漁業とは、大切な水産資源を減らさないように無駄をなくし、漁場・資源量を管理し、効率的な経営を行うものです。 いわき市漁協においても、将来に渡り持続的に安心して食べられるおいしい水産物を提供するため、さらには魚や貝などの水産資源を減らさないようにするために、獲る量を決める、漁船の大きさやその隻数を決めるなどを実践しています。 また、産卵期には漁を休んだり、小さな魚は獲らないなど、さまざまな約束ごとをつくり、水産資源を管理しながら漁業を営んでいます。 特にヒラメにおいては、30cm未満は「獲らない、売らない、食べない」の3ナイ運動の徹底を図っています。

漁獲禁止期間 アワビ 10月1日~4月30日
ウニ 10月1日~4月30日
ホッキ貝 2月1日~5月31日
漁獲規制サイズ ヒラメ 全長30cm未満
アイナメ 全長15cm未満
ホッキ貝 殻長7.5cm以下
アワビ 殻長9.5cm以下
ウニ 殻径4.0cm以下

密漁防止

密漁防止活動

漁業者は大切な水産資源を守り育てるため、稚魚・稚貝を放流し、獲っていけない期間を定め、計画的に漁獲を行っています。
特に、いわき市の特産品であるウニ・アワビにおいては、いわき市及び漁業振興基金の助成を受けており、獲っていいサイズになるまで大切に育てています。
しかし、一部の心ない人達による密漁が最近増えているのも事実です。
当漁協では、各地区において密漁防止のために漁業者がグループ体制で監視し、資源の保護にあたっています。

環境保全

環境保全活動

大地に降り注いだ雨は、森の豊かな恵みを受けて川となって流れ、田畑を潤しながら再び海へと還り、豊かな海がつくられます。この森と川と海を一体的にとらえた「循環の理念」に基づき、各地区において、植樹運動・海をきれいにする運動を実施しています。

 

1.植樹運動の推進
各地区の婦人部・青壮年部が中心となって植樹祭や下刈りに積極的に参加し、豊かな海づくりを目指しています。

2.海をきれいにする運動
各地区ごとに婦人部・各部会が中心となって、自分たちの仕事場である漁港周辺や海浜の清掃を実施しています。また、「合成洗剤追放運動」も同時に推進しています。家庭の排水溝から環境問題を考え、海を汚染する要因となる合成洗剤から自然環境にやさしい「天然せっけん(わかしお)」の普及に努めています。

市場業務規程

久之浜魚市場業務規程
沼之内魚市場業務規程
勿来魚市場業務規程
法律施行日令和2年6月21日より変更